きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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相当に強いとは思っていましが、あそこまでとは思いませんでした。昨日の神戸新聞杯を完勝したオルフェーヴルのことです。同世代同士ではちょっと競馬にならない印象すら覚えました。スローペースで流れ上がりの勝負は菊花賞と同パターン、距離が600m延びるのもまったく問題がないでしょう。ディープインパクト以来史上7頭目の三冠馬が誕生する確率はかなり高くなってきたのではないでしょうか。

しかしこれだけ強いのだから古馬との対決を見てみたい、無責任なファンの立場としてはそんな思いも去来します。一線級同士の対戦がまだないので世代レベル云々は分かりませんが、安田記念をリアルインパクトが勝った事実があります。ただ現在の古馬マイル陣のレベルは高いとは言えず、逆に中長距離では相当に層が厚いというのも事実としてあります。

ダービー、神戸新聞杯を連勝して菊花賞には行かず天皇賞をめざした馬に最近ではディープスカイがいます。結果はウオッカ、ダイワスカーレットにハナ、クビ差の3着、負けたとは言え若武者らしい堂々たる戦いぶりでした。この世代も結果的にハイレベルとは言えないのですが、ディープスカイは古馬相手に勝てないまでも奮戦を続け世代レベルを超えた一級品の能力を証明しました。馬主の深見敏男さんと昆貢調教師の勇気ある判断の賜物でしょう。

まぁ、もっともディープスカイには三冠はかかっておらず、オルフェーヴルとは立場も違うので簡単に比較はできません。古馬対決はジャパンCで実現してもらうとして、まずは菊花賞制覇、三冠達成をめざして日本の競馬を大いに元気にしてください。

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