きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

2歳馬戦ピックアップ2020 vol.10

ようこそいらっしゃいませ。

いよいよ今週から夏の小倉競馬が始まります。今年は変則開催のため、振り返ってみると、夏競馬もすでに折り返し地点を経過しており、新潟・小倉・札幌の3場で行われる4週間が“夏の締めくくり”といった雰囲気での開催になりそうです。

早速、先週の2歳馬戦を振り返りましょう。
8月9日(日)の新潟競馬では2歳オープンのダリア賞が行われました。重馬場の中、レースは1番人気のジャカランダレーンが先に抜け出しところに、内からショウナンラスボス、外からブルーバードが襲い掛かり、最後はブルーバードが半馬身差で制しました。鞍上の柴田大知騎手は「ダッシュがつかず後方からになりました。無理に出していかなければ、しっかり脚を使ってくれるので、(道中は)ジーっとしていた」とコメントしており、距離も1600mまでは大丈夫とのことで今後のローテーションにも注目です。

さて、今週は開幕日となる本日、小倉競馬で2歳オープンのフェニックス賞が行われます。夏の小倉らしく、佐賀競馬などの地方馬も登録しており、フェニックス:不死鳥のごとく羽ばたき先頭でゴールを駆け抜けるのはどの馬か楽しみです。
また札幌でも2歳オープンのコスモス賞が組まれており、こちらはJRA登録馬4頭VS道営登録馬4頭という構図となりそうです。過去の成績で比べるとJRA馬が圧倒していますが、2年前には当時、道営登録馬だったナイママ(現在はJRA登録馬)が優勝しており、果たして今年の軍配は!?と、見どころたっぷりです。

重賞では、サマーシリーズに該当する関屋記念(GIII、サマーマイル)と小倉記念(GIII、サマー2000)が施行されます。
関屋記念には、米子ステークス(L)、中京記念(GIII)とサマーマイルシリーズを2戦してきたミッキーブリランテが出走。「スパッと切れる脚を欠くようですが、内埒を走れば伸びる感じです。前走は、外に出して5着でしたが、今回、岩田騎手騎乗で内をついて快走できるか、期待しています」とオーナーの野田みづき様からコメントをいただきました。優勝してサマーマイルチャンピオンの座を手繰り寄せたいところです。

全国的な猛暑が続いておりますが、体調を崩さぬよう注意しながら、夏競馬を存分に楽しみましょう!

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