きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

2歳馬戦ピックアップ2020 vol.12

8月29日は、斉藤崇史 調教師、辻野泰之 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

夏競馬も終盤戦。今週・来週で夏のローカル開催が終了となりますが、2歳馬戦はこの2週が特に熱い戦いとなりそうです。今週は日曜日に新潟2歳ステークス(GIII)が、そして来週は土曜日に札幌2歳ステークス(GIII)、日曜日に小倉2歳ステークス(GIII)と各競馬場で2歳重賞競走が組まれているからです。夏競馬の最後の最後まで、2歳馬たちの熱戦を観戦できます。

まずは先週の2歳馬戦を振り返ります。
8月22日(土)の小倉6レースでは、デビュー前から注目度の高かった白毛馬ダノンハーロックが出走し、人気のみならず実力も兼ね備えた走りで新馬勝ちを収めました。母も白毛、祖母も白毛、姉も白毛、叔父や叔母も白毛が多数という、まさに白毛一族。一般ファンからも人気の高いこの一族のダノンハーロックの今後は、ますます目が離せません。

さて、今週は冒頭に触れたように新潟2歳ステークスが行われます。
出走馬中、唯一の2勝馬はダリア賞を制しているブルーバード。今回は外回りに替わりますが、2勝馬の意地を見せてくれるでしょう。1勝馬の中ではシュヴァリエローズが予想オッズでは人気の中心として挙げられています。
当協会からはジュラメント、ロードマックス、ファルヴォーレの3頭がエントリー。ジュラメントのオーナー犬塚悠治郎様からは「今年のブリーズアップセールで購入した期待の2歳馬です。藤田菜七子騎手と組んで活躍してくれることを楽しみにしています」とコメントをいただきました。オーナー名義のご愛馬の初重賞制覇、そして藤田菜七子騎手の芝での初重賞制覇がかかった一戦となります。

2歳馬たちのようにデビューをする競走馬がいれば、反対にターフを去る競走馬もおります。
今週、2018年のチャンピオンズカップ(GI)を3歳馬ながら破竹の4連勝で優勝し、ダートで活躍をした(株)G1レーシング様のルヴァンスレーヴが引退するというニュースが飛び込んできました。今後は、社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。名馬が引退をするのは寂しいことですが、次は種牡馬として偉大な息子・娘を輩出してくれることを願いたいと思います。

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