きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

未知の距離への挑戦-優駿牝馬・オークス

5月23日は、鹿戸雄一 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

先週は乙女たちの戦いヴィクトリアマイル(GI)が行われ、女帝アーモンドアイが圧倒的な強さを見せつけての勝利。次走、JRA芝GI競走8勝目という前人未到の記録に挑むことになりそうです。

さて、今週は3歳牝馬少女たちの戦い優駿牝馬・オークス(GI)が行われます。東京競馬場の芝2400mで行われるオークス、まだまだ若い少女たちが2400mという距離の壁に挑みます。出走18頭中、リリーピュアハートを除く17頭は2400m戦未経験で、未知の距離へ挑戦と言えます。
優勝候補の最有力として挙げられているのは桜花賞を無敗で優勝したデアリングタクト。これまでの3戦はすべてマイル戦。半マイル(800m)延長となる距離が最大の課題と言えますが、前走は雨が降りしきり、パワーが要求されるタフな重馬場での戴冠でしたので、潜在的なスタミナも十分秘めているように感じます。

対するライバルは、デアリングタクトと同じく桜花賞から挑むスマイルカナ、クラヴァシュドール、ミヤマザクラや、トライアル競走スイートピーステークスを無敗で制したデゼル、フローラステークスを優勝して権利を獲得したウインマリリンがおりますが、当協会としては、所属会員・小笹芳央様のご愛馬ホウオウピースフルに注目です。
前走のフローラステークスでは、直線で前が壁になりながらも狭いところを割って抜け出る根性を見せつけて、2着でオークスへの権利を獲得。小笹様からも「前走は惜敗でしたが、馬群を割って伸びてくるなど、強い競馬をしてくれたと思っています。オークスの2400mは未知の距離ですが、好枠を引きましたし、鞍上の内田騎手の手腕に期待したいです」とコメントいただきました。兄は有馬記念優勝場のブラストワンピース。大舞台に強い血がオークスを盛り上げることを期待しております。

土曜日には、地方交流GI・帝王賞に繋がる平安ステークス(GIII)が行われます。このレースにはオメガパフューム、ゴールドドリーム、ミツバなどのGI馬も出走。騎手の移動制限の関係で、乗り替わりも多くなっており、人馬の新たなコンビネーションが発揮されるかも見どころのひとつ。オークスと平安ステークスどちらもお楽しみください!!

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