きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2020.5.21

歌人“京雅”さんからの和歌(沓冠) ヴィクトリアマイル

5月21日は、荒川義之 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
先週は、ヴィクトリアマイルが行われました。昨年の覇者ノームコア、昨年のオークス馬、今年に入って重賞3連勝の絶好調サウンドキアラなど豪華メンバーとの戦いを制したのは、やはり強かった・・・のあの最強牝馬でした。覆面歌人の京雅さんからは、その最強牝馬を称える和歌が届きました。是非、隠れたメッセージを読み解いてください。(メッセージの答えは最後に)

ヴィクトリアマイル 京雅

さすがさあ
いつものスター
競うとも
良き脚自慢
馬冠七度

隠れたメッセージは「さいきよう あーもんど → 最強 アーモンド」です。
さ()すがさあ(
い()つものスター(
競()うとも(
良()き脚自慢(
馬()冠七度(


<京雅さんの和歌【沓冠】の解説>
現役最強馬が再び輝きを取り戻しました。第15回ヴィクトリアマイルを制したのは、日本馬歴代最多タイ記録となる国内外芝のGI七度目の戴冠となったアーモンドアイでした。
レースはさすがのひと言。テン良し、中(なか)良し、終い良しの3拍子。直線では、2着になったサウンドキアラと競い合いながら進出するも、一段上のギアで、自慢の良き末脚を披露。鞍上のルメール騎手が軽くゴーサインを入れると、鞭を使うことなく弾ける姿はまさにスター。そして、昨年末の熱発による香港遠征断念からの完調とは言えない状態での有馬記念での敗戦を乗り越えての勝利は、いつものスターが凱旋した、そんな女王の風格を感じるレースでした。国内外芝のGI七度目の勝利はシンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカ、ジェンティルドンナ、キタサンブラックに続く七頭目の快挙。あっぱれ!!のひと言です!!

当初は、ドバイでのレースを予定していましたが、新型コロナウイルスの影響により現地入り後にレースの中止が発表。アーモンドアイにとってもかなりの負担だったと思いますが、それを関係者一丸の力で掴み取った勝利と想像できます。新記録となる八度目の戴冠に、否が応でも期待が高まりますが、「無事是名馬」という競馬の格言もあるように、能力では申し分のないアーモンドアイですから、まずは無事に次走に向かってほしいですね。


※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。

※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。本年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。