きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

いつもと違う高松宮記念

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日曜は中京競馬場で春のG1開催を告げる高松宮記念が行われます。新型コロナウイルスの影響により今週も無観客競馬での開催となり、史上初めて無観客でのG1レースとなります。

前日オッズでの人気上位馬は、桜花賞馬グランアレグリアが3.7倍で1番人気、昨年1番人気だったダノンスマッシュが4.0倍で2番人気、昨年のスプリンターズステークス馬タワーオブロンドンが5.5倍で3番人気、フェブラリーステークス馬モズアスコットが8.6倍、阪急杯3着(膠着)から参戦のダイアトニックが9.6倍とここまでが10倍を切るオッズとなっています。

今年の高松宮記念には、人気になっているグランアレグリア、モズアスコットに加え、マイルチャンピオンシップ馬ステルヴィオ、ヴィクトリアマイル馬ノームコア、朝日杯フューチュリティステークス2着クリノガウディーと、マイル実績の持つ馬が多数参戦しました。グランアレグリアは、ディープインパクト産駒がまだ成し得ていない短距離G1制覇への挑戦となり、モズアスコットはマイル芝ダートに続き短距離G1制覇の偉業に挑みます。モズアスコットは、当初ドンカスターマイル参戦予定でしたが新型コロナウイルスにより回避、高松宮記念へと切り替えらました。
例年のスプリンターが集結して競い合うメンバー構成とは違い、マイルG1馬 vs スプリンターといつもとは違った様相となっています。

これだけのメンバーで行われるG1が無観客というのは残念でなりませんが、いまドバイワールドカップデーをはじめ、海外の主要なレースが延期および開催中止となっています。
「競馬をやらせてもらっていること自体が奇跡的なこと」。藤沢和雄調教師の言葉を強く実感しながら、レースを楽しみたいと思います。

なお日曜は関東では降雪予報となっております。競馬開催についてはJRAのサイトをご確認ください。

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