きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

頑張れ競馬!頑張れ世界!

3月20日は、矢作 芳人 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

世界中でコロナウイルス禍の嵐が吹き荒れています。競馬界にも大きな影響が及び、ご承知のようにイギリス、アイルランド、フランス、ドイツ、イタリアなどヨーロッパ諸国では、軒並み開催中止となっています。アメリカでもケンタッキーダービーが延期となり、オーストラリアでは多数のファンが詰めかけるビッグレースの日は無観客競馬となっています。
ワールドC当日の無観客が決定しているドバイでは、アーモンドアイなど出走予定の日本馬は無事現地に到着しましたが、厩舎スタッフなど人間の入国は不透明な現状のようです。主催者のドバイレーシングクラブは誠意を尽くして頑張ってくれているのですが、政府当局との間には温度差もあるようです。国民の安全に関わることですから、慎重にならざるを得ない立場も理舞できます。

そんな混乱の中でも、ワールドCデー当日の出走選定馬が発表され、日本馬はサウジからの直行組を含めて20頭がスタンバイしています。目立つのは開催中止の余波なのか?ヨーロッパからの緊急参戦組です。とくにシーマクラシックには、アイルランドの名門エイダン・オブライエン厩舎が昨年の英ダービー馬アンソニーヴァンダイクと牝馬らしい末脚の切れに定評のあるフリーティングを送り込むようです。イギリスの名門ジョン・ゴスデン厩舎は、目下G1を3連勝中のスターキャッチャーを緊急登録しました。グローリーヴェイズ、ラヴズオンリーユー、カレンブーケドールの日の丸トリオにとって難敵になりそうです。

ドバイターフは世界の女王アーモンドアイと復活した素質馬バーニーロイの一騎打ちムードが濃厚になっています。成長著しいアドマイヤマーズ、海外遠征には実績のあるウインブライトもそれほど差はないと思うのですが、どんな競馬を見せてくれるのでしょうか?
メインのドバイワールドCは、サウジCで上位を占めたアメリカ勢が回避して、芝からダートへ舵を切った地元のベンバトルが人気を集めているようですが、クリソベルリやゴールドドリームなどの日本勢も伏兵の一角くらいに評価を上げてきています。チュウワウィザード、マスターフェンサーを加えたチームジャパンが一泡吹かせてくれたら嬉しいのですが。ともかくも無事に当日を迎えられることを祈ります。

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