きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

前例無き事態

3月1日は、松山 弘平 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

中国で発生した新型コロナウイルスが日本国内にも大きな影響を与えています。政府は先週、今後2週間は全国的なスポーツや文化イベントの中止や延期、規模縮小を要請。また、全国の小中学校・高校に2日から春休みに入るまで臨時休校とするよう要請も行いました。それを受けて、アミューズメントパークは相次いで臨時休業となり、各種イベントも中止あるいは延期が相次いでいます。
競馬も今週から無観客競馬となり、ウインズ、エクセル、パークウインズ、J-PLACEでの入場および発売・払戻についても、当面の間、取りやめとなりました。ウインズだけをとってみても周辺店舗への来客も減ります。人の流れが止まることで経済活動が減少、新型コロナウイルスは経済面にも大きな影響を与えています。

前例無き事態といえば、2011年を思い出します。状況は異なりますが、3月11日に起きた東日本大震災によって中山競馬場も大きな損害を受け開催中止。先行きには重い雰囲気のしかかっていました。と同時に、復興への光が力強く灯されていき、競馬ではヴィクトワールピサがドバイワールドカップを優勝、中山から東京へと舞台が移された皐月賞で一冠目を制覇したオルフェーヴルが三冠馬になり、破天荒な怪物走りで多くのファンを惹きつけていきました。

今年はオリンピックイヤーです。東京オリンピックは、東日本大震災からの復興がテーマに掲げられています。開催を控え、目前になって難題が降り掛かってきたものです。状況は違えど、2011年、あのときの困難を乗り越えていったように、力強い走りと激しいレースでそれを後押ししていってください。

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