きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

牝馬クラシック戦線に名を挙げたエピファネイア産駒

2月9日は、秋山 真一郎 騎手、武士沢 友治 騎手、斎藤 新 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

土曜京都競馬場ではエルフィンステークスが行われました。1983年にスタートしたレースで格付けはリステッド競走ですが、過去に多数のG1馬を送り出しているレースです。古くはシャダイカグラにアグネスフローラ、イソノルーブル、キョウエイマーチにファレノプシス、あるいはエアメサイア、ウオッカ、レッドディザイアにマルセリーナと名牝が若き日にこの舞台を駆け抜けていきました。
それだけに毎年勝ち馬の牝馬クラシック戦線での歩みは気になるわけですが、今年勝ったのは3番人気のデアリングタクトでした。エピファネイア産駒で、母父キングカメハメハ、母デアリングバードの血統です。レースでは縦長の展開を後方3番手を追走し、直線手前でもまだ後方、外から一気に駆け抜けて最後は2着ライティアに4馬身差をつけての圧勝でした。直線で先行勢を交わしていったとき、まるでレースをただ一頭だけ早送りしているかのような錯覚にさえとらわれました。
デアリングタクトはデビュー戦でも他馬に人気をとられてのレースでしたが、今回のレースで桜花賞戦線でも話題の中心となることでしょう。3歳牝馬クラシック候補に、新たな1頭加わりました。

日曜は東京競馬場で東京新聞杯、京都競馬場ではきさらぎ賞が行われます。きさらぎ賞は3歳牡馬クラシック戦線につながるレースです。春が待ち遠しくなるようなレースをぜひ期待します。

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