きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

8年連続増

12月30日は、小島 太一 騎手、大竹 正博 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

28日で2019年、令和最初の年のJRA開催全日程が終了しました。
JRAより発表された売得金と入場者数によれば、売得金は2兆8817億8866万1700円で前年比で103.1%の増加、開催競馬場の入場者数は623万6197人で同99.5%の減少となりました。平成9年の4兆6億6166万3100円をピークに減少をたどっていた売得金は、平成24年から増加に転じこれで8年連続での増加となりました。入場者数の方は、平成13年に1000万人台を割り以降、減少がつづき、平成22年から600万人台で推移しつづけています。

G1の総売上でみると1.7%増、入場者数も3.1%増で、全24レース中15レースで前年を上回りました。
先日行われたホープフルステークスは142億7816万7700円で前年比115.3%、中山競馬場の入場人員は4万2062人で141.3%と大幅増加。またG1馬11頭と豪華メンバーが揃った有馬記念は468億8971万4600円で前年比107.4%増、ほかにもアーモンドアイ秋初戦となった天皇賞(秋)が215億7334万7900円で対前年比117.6%増、藤田菜七子騎手G1参戦で話題となったフェブラリーステークスが151億0003万8200円で前年比117.2%増となりました。

一方で大きく売上を落としたのがジャパンカップ、秋華賞、菊花賞でした。ジャパンカップの場合、史上初となる外国産馬不参加、実力馬の回避、秋華賞の場合は台風の影響、菊花賞の場合は有力馬が回避や天皇賞(秋)に回ったことなどが影響としてあげられました。この売上傾向から見てとれるのは、ファンが馬券を買いたいと思うのは、強い馬同士の激突、スターホース、スタージョッキーの活躍なのだと改めて実感させられます。入場者数が減少しても売上を伸ばしているのは、ライブでなくてもレースを見てネットで馬券を買う層が広がっていっている結果とも言えるでしょう。

明日はレース全体を振り返ってみたいと思います。

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