きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

今年の有馬は凄い!

12月13日は、石坂公一 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

師走中山の風物詩として親しまれていた若駒の頂上決戦・朝日杯フューチュリティSが、阪神に移設されて今年で6年目を迎えます。有馬記念に劣らぬ伝統と品格を誇る人気レースだっただけに、ちょっぴり寂しい気がします。阪神に移ってからは、G1に昇格した中山のホープフルSとメンバーが分散することもあって、まだ勝ち馬からクラシック馬が出ていないのも残念ですが、先週の香港シャティンで昨年の勝ち馬アドマイヤマーズが、亡くなられたオーナーの近藤利一さんの弔い合戦を勝利で飾ってくれたのは何よりでした。これでG1は朝日杯に続いてNHKマイルC、香港マイルと3連勝ですから、もう名マイラーの領域ですね。アドマイヤの冠名とともに名オーナー近藤さんの名を末永く伝えてくれると嬉しいのですが。

朝日杯は西に去っても、中山には有馬記念があります。今年は中間の熱発で出否が危ぶまれていた最強馬アーモンドアイが出走に漕ぎ着けてくれるようで、人気投票上位馬がほとんど顔を揃える豪華メンバーになりそうです。宝塚記念で牡馬勢を圧倒し、オーストラリア遠征で最上級G1のコックスプレートを完勝したリスグラシューの充実ぶりも素晴らしいものがあります。

このリスグラシューもそうなのですが、シュヴァルグラン、ダービー馬レイデオロなど、ここをラストランに引退する馬も多く、ジャパンCで復権したスワーヴリチャードも加わり、誇りをかけた最終決戦は楽しみがいっぱいです。やはり競馬は有馬記念ですね。来年からは最終日に固定されるようですから、気分の盛り上がりも、さらにヒートアップしそうです。

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