きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

日本馬によるジャパンカップ

11月24日は、川島 信二 騎手、柄崎 孝 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜は東京競馬場でジャパンカップが行われます。前日オッズでは、ワグネリアンが4.5倍、レイデオロが5.7倍、ユーキャンスマイルが5.8倍、スワーヴリチャードが6.0倍、カレンブーケドールが8.0倍、ムイトオブリガードが13.7倍、ルックトゥワイスが14.0倍、シュヴァルグランが17.8倍、エタリオウが22.8倍、ジナンボーが24.0倍、ダンビュライトが27.4倍、マカヒキが34.9倍、タイセイトレイルが43.7倍、ダイワキャグニーが66.7倍、ウインテンダネスが126.4倍となっています。

ジャパンカップの創設は1981年で今年で39回目の歴史を数えますが、今年はレース史上初めて外国馬不在のレースとなりました。
「世界に通用する強い馬作り」を目指し、外国から強豪馬を招待し日本のサラブレッドと競わせようというのがジャパンカップ創設の趣旨でした。最初の10年は外国招待馬が8勝。記念すべき第1回目のレースでは外国招待馬が上位を独占し、日本の競馬関係者に総悲観の大きなショックを与えたことは語り草になっています。以後も、日本馬の勝利はあったものの外国招待馬が活躍し、2000年初頭ごろまでは外国馬の馬券の取捨に競馬ファンは悩まされたものでした。

その外国招待馬も2005年のアルカセットを最後に優勝からは遠ざかり、掲示板を含めた上位は日本馬によって独占されるようになりました。いまや日本馬の実力も世界で通用するほどに高まりました。日本と世界との馬場状態の違いもあるでしょう。
ジャパンカップは「世界に通用する馬作り」の役割は終え、世界に誇れる名誉あるレースづくりがいま求められているように思います。

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