きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

樫の女王と秋の女王の激突

11月9日は、川須 栄彦 騎手、五十嵐 忠男 調教師、石毛 善彦 調教師、堀 宣行 調教師、湯窪 幸雄 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今週から年末のホープフルステークスまでは毎週GI開催。晩秋そして、年の瀬がいよいよ本格化してきた感じを受けます。今週は乙女たちの決戦・エリザベス女王杯が行われます。毎年、古馬と3歳馬の対決という構図ですが、今年の秋の3歳牝馬GI秋華賞が、春の桜花賞、オークス馬不在の中で行われたこともあり、3歳馬同士の頂上決戦の色も濃くなっております。

注目は春のオークスを制して樫の女王に輝いたラヴズオンリーユー。久しぶりの実戦となる今回、腱の炎症で秋華賞を回避したため、状態面が最大のポイントでしょう。一週前の追い切りではデムーロ騎手を背に抜群の動きをみせ、最終追い切りでは持ったままで駆け抜け、回避の影響を感じさせぬ万全の状態を思わせます。
オーナーのDMMドリームクラブ(株)様からは「今回休み明け初めての一線級の戦いです。強敵ばかりだと思いますので、挑戦者として力を出し切ってほしいです。」と、あくまで挑戦者としてのコメントをいただきました。

ラヴズオンリーユーが回避した秋華賞を制したのがクロノジェネシスです。春は桜花賞・オークスともに3着で涙を飲みましたが、秋の秋華賞では快勝。ライバルのラヴズオンリーユーは不在でしたが、自分こそが世代牝馬の頂点だという意気込みで臨んで来るでしょう。オーナーの(有)サンデーレーシング様からは「秋華賞の後、状態は更に上向いています。古馬と初対戦になりますが、本馬の力を発揮できれば好勝負になるはずです。本馬を一番理解している北村友一騎手と2つ目のGIタイトルを狙います」と意気込みをいただきました。

古馬勢では前哨戦の府中牝馬ステークスを制したスカーレットカラーや昨年のエリザベス女王杯2着のクロコスミアといった古馬たちの存在も忘れてはなりません。

エリザベス女王杯は日曜、午後3時40分発走。淀の外回りを丸一周するレース。先頭で大歓声のスタンド前に現れるのは、どの馬か。是非、ご注目ください。

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