きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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昨夜の大井競馬場、JBCデーはなかなかの盛り上がりでした。良い馬が揃って良いレースをすれば客は集まるものだと、今さらのように当たり前のことを思わされました。

JBCレディスクラシックは、ラヴェリータとミラクルレジェンド、2頭の人気馬の一騎打ち、見応えのあるレースになりました。馬場も良く整備されていたこともあるのでしょうが、80年のカツアールのレコードをコンマ3秒更新しました。カツアールは地方で勝ちまくり中央に乗り込んで宝塚記念を制覇、天皇賞春で惜しいクビ差の2着と大活躍した一流馬です。あの頃の地方馬は本当に強かった。夢のようです。

さて、JBCスプリントもレコード決着でした。いつもの逃げではなく二番手を進んだ地方馬ラブミーチャンが、直線で抜け出して粘りに粘るところをゴール寸前で一気に押し寄せた中央勢が飲み込みました。勝ったスーニの強さが際立ちましたが、ミーチャンも頑張った。新馬戦以来、久々のダートだったダッシャーゴーゴーも良い脚を見せました。ダート短距離の新星になりそうです。

王者決定戦のJBCクラシックはオッズが一騎打ちムードなら、レースもスタートからゴールまでマッチレース。逃げたスマートファルコンの楽勝モードと思ったら、トランセンドが手応えの割には良く差を詰めてきました。ドバイの好走は伊達ではなく力のある馬ですね。

この後、トランセンドはジャパンCダートへ向かうのでしょうが、ファルコンは東京大賞典直行のローテーションでしょうか。もう一度、直接対決を見せてもらいたいものですが。

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