きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

絶対女王が凱旋門賞3連覇へ前進!

8月23日は、千田輝彦 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
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イギリスのヨーク競馬場では、ヨークの古名にちなんだ伝統のイボア開催が真っ盛りですが、秋の頂上決戦である凱旋門賞の輪郭がおぼろげながら見えて来たような気がします。昨夜の二日目、G1ヨークシャーオークスが行われ、凱旋門賞3連覇を目指す絶対女王エネイブルが登場しました。今季、エクリプスS、キングジョージと牡馬の一線級を向こうに回して圧倒的なパフォーマンスを見せて来た女王に恐れをなしたか?わずか4頭立て、それもジョン・ゴスデン厩舎のラーティダーと勝負を逃げないエイダン・オブライエン厩舎の2頭という組み合わせです。オブライエン厩舎のマジカルは、昨年のBCターフと今夏のエクリプスSで、ともに4分の3馬身差に健闘しており、事実上の一騎打ちという前評判でした。

ここ最近、少しテンにズブさを見せるようになっていたエネイブルが、この日は好スタートを決めると楽に先手を奪い、僚馬ラーティダーが女王をガードするように2番手をガッチリ固め、オブライエン勢は後方からの競馬になります。マイペースで逃げれば、これほど強い馬もおらず、ヨークの1000m近くもある長い直線では前評判通りマジカルとの一騎打ちとなり、2馬身4分の3と決定的な差をつけて絶対女王が凱旋門賞3連覇ロードへ、また一歩進みました。初日のG1インターナショナルSで、前走のキングジョージでエネイブルとクビ差の死闘を演じたクリスタルオーシャンがオブライエン厩舎の新星ジャパンに敗れたため、ブックメーカーの凱旋門賞オッズも大きな動きを見せています。大手ウィリアムヒルは、エネイブルの2.2倍だった評価を1.8倍に高めています。7倍に上がったジャパンが9倍に下がったクリスタルオーシャンを逆転して2番人気に上昇。この3歳馬にはまだ伸びしろがありそうです。

来月に行われる愛チャンピオンSやトライアルのニエル賞、フォワ賞、ヴェルメイユ賞などが残っており、まだ変化がありそうですが、上位3頭の座は揺るぎそうにもありません。現時点での日本馬への評価は、札幌記念を勝ったブラストワンピースが26倍、同3着のフィエールマンとキセキが34倍と上位勢とはかなり差があります。競馬はオッズが走るわけじゃありませんから、ゲートが開いてみないと分からないのですが、難しい勝負になりそうです。先に行けて終いも切れる史上最強ステイヤーの真骨頂を大舞台で発揮するエネイブルに改めて注目します。

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