きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

2歳馬戦ピックアップ vol.5

ようこそいらっしゃいませ。

この「2歳馬戦ピックアップ」のコーナーも5回目を迎えました。先週、本コーナーにて取り上げた馬が勝ちあがりをしております。早速、振り返ってみましょう。

今年の中京初の新馬戦となった6月29日(土)の中京第5レースでは、先週のこのコーナーでも取り上げた超良血馬ラインベックが優勝。最後の直線、坂下では逃げ馬との差がなかなか縮まりませんでしたが、坂上でもう一段加速。最後は、差し迫った2着アージオンを振り切って見事新馬勝ちを納めました。

6月30日(日)の福島第5レースではコンドゥクシオンが優勝。兄弟をみると、ダート重賞アンタレスステークスを制したウォータクティクスに目が行きますが、他の兄弟は芝の勝ち上がりがほとんど。コンドゥクシオンも芝を中心に活躍するのでしょうか、今後の路線にも注目です。

さて、7月に入り最初の新馬戦にはどういった馬がデビューするのでしょうか。今週の注目馬のご紹介です。

7月7日(日)の福島第5レースには、今年のオークスをラヴズオンリーユーで制して勢いに乗るDMMドリームクラブ(株)様から期待の2歳馬ゴールデンレシオが登場します。南米チリの2歳チャンピオンに輝いた母ディヴィナプレシオーサと父ディープインパクトという血統。馬名の由来は「黄金比」ということで、この血統に対するが期待が読み取れます。

2歳戦の話題からは少し離れますが、藤田菜七子騎手が6月30日にスウェーデンのブローパーク競馬場で開催された「ウィメンジョッキーズワールドカップ」に出場しました。世界各国から集結した10名の女性騎手による戦いで、藤田騎手は第2戦で記念すべき海外初優勝を達成すると、勢いそのままに最終の第5戦でも優勝。逆転で総合優勝を果たしました。
この秋にはコパノキッキングで米・BCスプリントへの参戦プランもあり、ますます注目が注がれます。

×