きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

2歳馬戦ピックアップ vol.2

ようこそいらっしゃいませ。

先週土曜日よりスタートしました「2歳馬戦ピックアップ」のコーナー。早速、先週の2歳馬戦を振り勝ってみましょう。

6月9日の東京第5レースには、先週の本コーナーでもご紹介したワーケアが優勝。ゆったりしたスタートから道中は脚を溜め、ラスト300m付近で他馬とは1つ違ったギアに入ったかのように弾け飛びました。鞍上のルメール騎手も「能力がある」とのコメント。次走は未定ですが、関東目玉の一頭となりそうです。

同じく6月9日の京都第5レースは、新種牡馬キズナ産駒のルーチェデラヴィタが優勝し、キズナ産駒初勝利を記録しました。同馬はJRAブリーズアップセール出身で、1400万円(税別)で取引されました。血統をみると、母系にはトウカイテイオー、シンボリルドルフ、リアルシャダイの名が連なっており、オールドファンに懐かしい名馬が詰まっています。

さて、今週は新馬戦が7レース組まれており、函館競馬も開幕します。函館競馬では土日で1レースずつ新馬戦が組まれております。函館は開幕週ということもあって例年、先行馬の活躍が目立ちます。スタート後の先行争いにも注目です。
その函館競馬の日曜第5レースにはビアンフェが出走。姉のブランボヌールも函館でデビューし、新馬→函館2歳ステークス(GIII)と連勝後、クラシックにも出走しました。父キズナは上記でご紹介したように、既に初産駒が勝ちあがっています。

関東馬の注目としては日曜日の東京第5レースのサクセッションでしょうか。兄はマイラーズカップ(GII)を制し、オーストラリアのGI競走でも2着したクルーガーです。サクセッションは追い切りで古馬にも先着しており、デビューに向けて体制は整った模様です。

東京・阪神の土曜日には早速、2歳未勝利戦も組まれており、最初の1勝を目指して若駒たちが駆け巡ります。

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