きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2019.5.9 歌人“京雅”さんからの和歌(沓冠) ＮＨＫマイルカップ

5月9日は、木幡巧也騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます！
令和に改元後、初の競馬開催となった週末日曜日には、３歳マイル王決定戦・ＮＨＫマイルカップが行われました。京雅さんから和歌が届いておりますので、是非、隠れたメッセージを読み解いてください。（メッセージの答えは最後に）

ＮＨＫマイルカップ　京雅

マイルいま
決戦競い
ラスト来る
令和初ＧⅠで
抜けた駿馬は
隠れたメッセージは「まけられぬ　まいるでは → 負けられぬ　マイルでは」です。
マ（ま）イルいま（ま）
決（け）戦競い（い）
ラ（ら）スト来る（る）
令（れ）和初ＧⅠで（で）
抜（ぬ）けた駿馬は（は）

＜京雅さんからのメッセージ＞
改元に伴う大型連休の恩恵か、東京競馬場は開門から多くの競馬ファンで賑わっていました。ＮＨＫマイルカップ当日の東京競馬場の入場人員は６万３３１１人で前年比１２７.６％とでした。
さて、レースは２番人気で２歳牡馬チャンピオンのアドマイヤマーズが直線でＭ.デムーロ騎手の右ムチに応えて、力強い抜け出しで優勝。マイルはこれで５戦５勝の負けなし。人気はグランアレグリアに譲ったものの、この距離では負けられない王者の意地を感じました。２着に１４番人気ケイデンスコール、３着に７番人気のカテドラルで、３連単で４１万馬券が飛び出し、今年も荒れるＧⅠは健在でした。

土曜日の東京競馬場では、第１０レース以降が雹と雷雨の為、中止となる珍しい事象も発生。ダービートライアルとして注目されていたプリンシパルステークスは５月１２日(日)の第１０レースに移設となりました。
ダービーまで中１週となるローテーションが本番にどのような影響を与えるかも注目です。

※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め（冠）と終わり（沓）に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。

※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。本年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。

前の記事次の記事

X（旧Twitter）でシェアする

2022