きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

クラシックへ向けて

ようこそいらっしゃいませ。

日曜は東京競馬場で東京新聞杯、京都競馬場できさらぎ賞が行われます。東京新聞杯は古馬マイル重賞、きさらぎ賞は3歳重賞です。
きさらぎ賞には今年は8頭が出走。クラシックへ向けて素質馬が競います。

きさらぎ賞で思い出すのは、最近ですと2016年のレースです。
このレースではサトノダイヤモンドが単勝1.2倍の圧倒的支持を集めて出走。デビュー戦以来となるロイカバードとの2度目の対決に注目が集まりました。サトノダイヤモンドがセレクトセール当歳市場で2億4150万円、ロイカバードが2億5200万円で落札され、その両馬がデビュー戦でいきなり激突。5億円対決と騒がれました。初顔合わせとなった新馬戦ではサトノダイヤモンドが完勝。サトノダイヤモンドはつづく500万条件でも他馬を寄せ付けず、3戦目できさらぎ賞に乗り込んできました。
一方ロイカバードは、新馬戦こそサトノダイヤモンドに敗れたものの、未勝利戦、福寿草特別と連勝。再びサトノダイヤモンドとの対決となるきさらぎ賞へと駒を進めてきました。

レースはオンザロックスが逃げてサトノダイヤモンドが中団、その後ろにロイカバードがつけて展開していきます。サトノダイヤモンドが直線持ったままで先頭に立つと、後続との差を広げて世代最強をアピール。ロイカバードはムチを入れて後ろから追いかけるも、0.6秒差をつけられての3着まででした。その後、サトノダイヤモンドはクラシックへと歩み、皐月賞3着、ダービーはハナ差の2着、そして秋に菊花賞を制覇、ロイカバードはクラシックへの出走叶わず3歳を終え、明暗がくっきり別れたレースとなりました。

クラシックへ向けて、今年はどんなドラマが展開されるでしょうか。

×