きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

歌人“京雅”さんからの和歌(沓冠) 共同通信杯

2月14日は、勢司 和浩 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
先週は降雪の影響もあり、3日間開催となりましたが、競馬ファンの皆様としては連休すべてで競馬が行われる嬉しい週末となったとも言えるかもしれません。さて、京雅さんからの和歌、伝統の3つの重賞からどのレースを詠んだのでしょうか?隠れたメッセージを読み解いてください。(メッセージの答えは最後に)

共同通信杯 京雅
追い抜くさ
内攻めてさあ
行け差すさ
突き放し勝つ
騎手も花咲き

隠れたメッセージは「おういつき さあさつき → 王位就き さあ皐月」です。
追()い抜くさ(
内()攻めてさあ(
行()け差すさ(
突()き放し勝つ(
騎()手も花咲き(


<京雅さんからのメッセージ>
ダノンキングリー鞍上の戸崎騎手は、内から経済コースを攻めて直線を駆け上がり、アドマイヤマーズ(最優秀2歳牡馬)を、交わして差し切った完璧な騎乗。
余裕の勝利は、前走の圧倒的な走りそのままで、この馬の桁違いの末脚の瞬発力を見せつけたもので、無傷の3連勝でした。
ダノンキングリーの馬名は「王位に君臨する」の意味。その名の通り、このレースでさながら王位につき、堂々とクラシック路線、皐月賞に名乗りを挙げました。
この世代の新王者、ニューヒーローが出てきたことで、これからのクラシック戦線が、益々楽しみになりました。

先週も重賞制覇となった当協会の(株)ダノックス様。これでシルクロードステークス→きさらぎ賞→共同通信杯と3週連続重賞制覇です。どの愛馬もGIへ向けて賞金を加算し万全の態勢で出走となりそうです。


※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。

※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。本年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。

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