きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

種付けシーズン到来!

2月8日は、江田 照男 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

北半球では種付けが本格化していく季節を迎えました。このシーズンには種付け料が話題に上ることが多いようですが、アメリカではその序列にちょっとした変化が起きています。ここ数年というもの種付け料30万ドル≒3300万円と王座に君臨してきたタピットが、今シーズンは22万5000ドル≒2475万円に値下げした結果、25万ドル≒2750万円で繰り上がりNo.1に上り詰めました。

ダンジグ晩年の傑作として北米のみならずヨーロッパでも評価の高かった種牡馬です。とくに世界一の種付け料を誇るガリレオの血であふれかえる名門エイダン・オブライエン厩舎は熱心で、ガリレオ系牝馬との交配で実績を上げています。こうしたトレンドは日本へも波及して、今週のクラシック前哨戦の共同通信杯に藤沢和雄厩舎のウォーフロント輸入馬フォッサマグナが出走しますが、後継種牡馬の導入も目立っています。

昨年ダーレージャパンがアメリカンペイトリオットを輸入して166頭の牝馬を集めて好調なスタートを切っています。JBBA静内は初期の代表馬ザファクターを1年限りのリース契約で同じ静内に導入、今年はその代わりオブライエン厩舎で古馬になってからクイーンアンSやインターナショナルSを勝ったデクラレーションオブウォーが同じ静内にスタッドインしました。早熟傾向の目立つ系統ですから、この遺伝子が産駒に伝われば、この一族の新境地を開くことになります。日本の地にウォーフロント系の潮流を確立できるか楽しみです。

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