きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

東京競馬の開幕

ようこそいらっしゃいませ。

今週から東京開催がスタートします。今年から競馬を始めたという方もいらっしゃるかと思いますので、東京競馬場についておさらいをしてみましょう。

東京競馬場は左回りの競馬場で、最後の直線は芝が525.9m、ダートは501.6mで、芝は新潟に次ぐ2番目の、ダートは日本一の長さを有しており、このうち約200mは登り坂となっています。この直線で数多くの熱戦が繰り広げられてきました。また1周距離が長く発走地点を様々な場所に設けられることから、芝・ダートともバラエティー豊かなレースの距離設定が可能な競馬場です。
また東京競馬場は日本で最も多くの8つのGI競走が行われており、その中には競馬に馴染みが薄い方でも耳にしたことのある日本ダービー(GI)などが含まれます。

さて、第1回東京開催の見どころはやはりGIフェブラリーステークスでしょう。ダート1600mで行われ、このレースの覇者はダート王者として一年間ダート路線を牽引するとの位置付けもあり、注目が集まっています。
そのフェブラリーステークスに駒を進めるための前哨戦が今週行われる根岸ステークス(GIII)です。昨年はこのレースの覇者ノンコノユメが本番のフェブラリーステークスも制しました。今年の出走馬は連勝で臨むコパノキッキングやC.ルメール騎手鞍上のユラノトが注目を集めていますが、地方所属馬のキタサンミカヅキも参戦するなど、地方中央問わず参戦。当協会も複数頭出走を予定しておりますが、地方からの転入2戦目、クロスケの助川啓一オーナーは「適距離も未確定ですし、中央のダートも初めてなので、やってみないと分からない部分は多いですが、大井では重賞も勝っておりますので、胸を借りるつもりで頑張ります」と語っていただきました。

暮れのダート王に向け、東京競馬の開幕を駿馬が駆け抜けます。

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