きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

2018年の世界競馬

1月25日は、熊沢 重文 騎手、浜野谷 憲尚 騎手、上原 博之 調教師、藤原 辰雄 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

世界規模で様々な競馬スポンサードを行なっているロンジン社から、昨年2018年の集大成というか世界のサラブレッドのレーティングランキングと、それを元にしたG1レースのレースレーティング上位100レースが発表されました。馬の方は英チャンピオンSを圧勝したフランケル産駒のクラックスマンと目下29連勝中と異次元の世界を疾走する女傑ウィンクスが130ポンドでトップタイに並びました。日本調教馬ではアーモンドアイが124ポンドで最高の評価を受けています。これは12年のジェンティルドンナの122ポンドを上回る日本の牝馬としては歴代最高の記録だそうです。

昨年は3歳馬が強いと言われて来ましたが、ダート部門でも3歳のルヴァンスレーヴが118ポンドで117ポンドのゴールドドリームを凌駕してトップの評価を受けています。イキの良い若駒の勢いは頼もしい限りです。今年のレースが盛り上がるのは間違いがないでしょう。楽しみです。

一方ベストレースの最高位には、凱旋門賞が選出されています。ご承知のように、このランキングは各レース毎の4着入賞馬までの平均レーティングで決められるのですが、凱旋門賞の125ポンドに対して2位はウィンクスが快勝したクイーンエリザベスSの123.75ポンドで、頭一つか二つ抜けた感じです。対象馬が牝馬の場合、自動的にセックスアローワンス分の4ポンドが加算されますから、牝馬のワンツゥーだった凱旋門賞に多少とも有利に働いた面はあるかもしれません。日本はアーモンドアイの激走が世界を驚かせたジャパンCが122.50ポンドで全体の7位にランクされています。以下、有馬記念、天皇賞秋、大阪杯、天皇賞春、安田記念、菊花賞、マイルチャンピオンシップ、日本ダービー、宝塚記念の全10レースが世界のベスト100にランクインしました。後はスプリント部門がもう少し底上げできると良いかなと思いますが、総じて立派な結果でした。今年の競馬がますます楽しみになって来ます。

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