きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

歌人“京雅”さんからの和歌(沓冠) 中山金杯

1月10日は、武藤 雅 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
本年より毎週木曜日に連載がスタートしている覆面歌人 京雅さんの和歌(沓冠※)。
今週は競馬の開幕戦・中山金杯の和歌が届いています。隠れたメッセージを読み解いてください。(メッセージの答えは最後に)。

中山金杯 京雅
応援後
追って行き
名馬万全
出た立派
迅(と)き脚使い
運を開くよ

答えは「おめでとう きんぱいよ → おめでとう 金杯よ」です。
追()って行き(
名()馬万全(
出()た立派(
迅()き脚使い(
運()を開くよ(


本年の競馬の幕開けを告げる中山金杯はウインブライトが鋭い差し脚で優勝。
まさに迅き脚を使っての勝利で福馬の栄光を手に入れました。
そんな中山金杯を詠んだ和歌には、新春の競馬関係者・ファンの皆様への新年のご挨拶とレース名の金杯の文字が隠されていました。

今週は、中山競馬場でフェアリーステークスと京成杯が行われます。いずれもクラシックを目指す3歳馬の戦い。覆面歌人の京雅さんはどちらのレースを歌にするか、次週をお楽しみに!


※ 【沓冠】の解説
和歌の折句の一種。意味のある10文字の語句を、各句の初め(冠)と終わり(沓)に1字ずつ詠み込んだもの。「沓」とは、体の一番下に着けるもので、「冠」とは、一番上に着けるものであることから、「沓冠」といわれる。 平安貴族の「言葉遊び」で、短歌の中に、本文とは違う言葉を忍び込ませて、和歌の表面とは違ったメッセージを密かに伝えているところが、面白いところ。

※歌人“京雅”さん
長く競馬サークルに住みついている覆面歌人。本年から、当協会ホームページで連載開始。渾身の一首をお届けするので皆さんも、是非、謎解きに挑戦してください。

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