きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

良いお年を

12月31日は、武 英智 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

2018年も大晦日を迎えました。振り返ってみればもう1年が終わり。今年1年、皆さまにとりどんな年だったでしょうか。

1月6日に東西両金杯からスタートした中央競馬は、先日ホープフルステークスが行われた28日の開催をもって全日程を終了しました。
ダート路線では、フェブラリーステークスでノンコノユメが優勝。早くから期待されてきた素質馬が、6歳にして中央G1初制覇を飾りました。また3歳路線では怪物ルヴァンスレーヴが実力を発揮。ジャパンダートダービー、マイルチャンピオンシップ南部杯とG1連勝。暮れのチャンピオンズカップでも単勝1.9倍の支持に応えて古馬を蹴散らし、国内ダートの頂点に立ちました。ダートと言えば、11月には京都競馬場でダートの祭典JCB開催されました。

3歳クラシック戦線は、牡馬は死角なしと言われていたダノンプレミアムが皐月賞直前で回避。一点混戦模様となり、エポカドーロ、ワグネリアン、フィエールマンとそれぞれ優勝を分けあう形となりました。逆に牝馬路線は、アーモンドアイ一色でした。桜花賞で2歳女王との一騎打ちを制して優勝。走るごとに桁違いの強さを魅せ、オークス、秋華賞と牝馬三冠を達成し、ジャパンカップでは2分20秒6の破格のレコードタイムでさらに夢を広げました。

古馬戦線は明け4歳世代が実力を発揮しました。大阪杯のスワーヴリチャードに始まり、安田記念ではモズアスコット以下上位を4歳馬が独占となりました。天皇賞(秋)でもレイデオロ以下4歳勢の活躍が目立ち、牝馬戦線では4歳リスグラシューが悲願のG1制覇を成し遂げました。そんな中で5歳馬レインボーラインが10度目のG1挑戦となった天皇賞(春)を制覇。しかしレース後にジョッキーが下馬し、現役続行断念、種牡馬入りとなりました。

秋が深まるにつれて、その4歳馬を脅かす3歳馬の台頭が目立つようになってきました。
マイルチャンピオンシップではステルヴィオが優勝。ジャパンカップのアーモンドアイ、有馬記念ではブラストワンピースといずれも3歳馬が優勝を飾りました。
G1制覇こそならなかったものの、障害レースでの絶対王者オジュウチョウサンが4年8か月ぶりに平地競走を走り優勝。条件戦を2連勝し、有馬記念へと参戦。ファンに大きな夢を与えてくれました。秋競馬では外国人ジョッキーが毎週のように重賞レースを制覇。活躍が目立ちました。

2歳馬戦線は阪神ジュベナイルフィリーズではダノンファンタジーが優勝。牡馬戦線は、朝日杯フューチュリティステークスでアドマイヤマーズ、ホープフルステークスでは良血馬サートゥルナーリアがなんと持ったままでG1制覇を飾るという、来年のクラシック戦線が楽しみになるレースを魅せました。

短距離路線では、本格化したファインニードルが春秋連覇を達成しました。

リーディングジョッキーはC.ルメール騎手、リーディングトレーナーは藤原英昭調教師が飾りました。

来年はどのようなドラマが繰り広げられるのでしょうか。国内外で競走馬たちが活躍し、競馬を一層盛り上げてくれることを祈っています。

それでは、皆さん良いお年を。

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