きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

三大ヒロインの競演

12月27日は、国分 恭介 騎手、国分 優作 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今年、世界中のホースマンの話題をさらったのは、3頭のヒロイン達の活躍でしょう。1頭は怪我から不死鳥のように復活して凱旋門賞連覇を成し遂げたイギリス調教馬エネイブル、もう1頭はG1・22勝を含む29連勝中という破天荒な記録を現在進行形で達成しているオーストラリア調教馬のウィンクス、そして最後に控えるのが牝馬三冠、ジャパンCと底知れないポテンシャルを発揮した日本調教馬のアーモンドアイです。ありがたいことに彼女達は揃って来年も現役を続けてくれます。馬主さんや調教師さんなど関係者の皆さんに感謝の気持ちで一杯です。

となると世界のホースマンの初夢は三大ヒロインの競演ということで一致しそうです。エネイブルは当然、前代未聞の凱旋門賞3連覇が目標です。ウィンクスはオーストラリア春秋の中距離二大レースに位置づけられるコックスプレート4連覇完遂に続き、クイーンエリザベスSの3連覇が待っています。アーモンドアイの来季は、ご承知のようにドバイから始動の予定です。どこで三大ヒロインの軌跡が交わるかと考えると、現実的に実現性は薄いのでしょうが、これだけの馬達が同時代に現れること自体が奇跡のようなものですから、もう一段夢のギアを上げて初夢成就の奇跡を願いたいものです。

今年も競馬に素晴らしい夢をたくさん見せてもらいました。ネットなど情報インフラの発展とそのコンテンツの充実で、世界は一段と狭くなっています。海外遠征も特別なことではなくなりました。日本に居ながらにして、中央競馬は無論、地方競馬や海外競馬の馬券も気軽に買える時代になりました。来年もいっぱい楽しめそうです。
本欄「海外競馬情報」コーナーは、今日で掲載納めです。
皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。

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