きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

なるか38年ぶり牝馬V

12月16日は、田中 清隆 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜は阪神競馬場で朝日杯フューチュリティステークスが行われます。今年は15頭が出走。土曜時点のオッズではサウジアラビアロイヤルカップ馬グランアレグリアが単勝1.5倍で1番人気に支持され、デイリー杯2歳ステークス馬アドマイヤマーズが5.3倍で2番人気、京王杯2歳ステークスに小倉2歳ステークス馬ファンタジストが6.3倍で3番人気、新潟2歳ステークス馬ケイデンスコールが13.6倍で4番人気、きんもくせい特別レコード勝ちのマイネルサーパスが25.9倍で5番人気と上位人気を形成しています。上位3頭はいずれむデビューから無敗で重賞を手にしており、函館2歳ステークス覇者アスターペガサスも加えれば5頭の重賞馬が参戦と、実に楽しみにな顔ぶれとなりました。

朝日杯フューチュリティステークスは創設から中山競馬場で行われ、2014年の第66回から阪神競馬場へと移設されています。移設から5回目のレースとなりますが、これまでダノンプラチナ、リオンディーズ、サトノアレス、ダノンプレミアムと優勝。今年は牝馬グランアレグリアが主役となっています。グランアレグリアは6月にデビュー。33秒5の上がりタイムで2着馬に2馬身差をつけての勝利で、そのときの相手が先週阪神フィリーズレビューで女王に輝いたダノンファンタジーでした。つづく2戦目のサウジアラビアロイヤルカップでも牡馬相手に3馬身半つけての完勝ですから、G1での走りにも期待が高まります。

牝馬による朝日杯フューチュリティステークス制覇は、1980年のテンモンまで歴史を遡らなければなりません。テンモンはのちの皐月賞・ダービー馬の二冠馬カツトップエースが出走した朝日杯フューチュリティステークスを勝って世代最強馬を示し、翌年オークスで同世代牝馬の頂点に立ちます。そのテンモン以来の牝馬Vなるか。グランアレグリアの走りに注目したいと思います。

×