きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

前人未到のJRA同一平地重賞4連覇へ

12月1日は、 森田 直行 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

先週は年内の東京競馬の締めくくり、ジャパンカップ(GI)が行われました。結果はご存知の通り、3歳牝馬三冠を獲得したアーモンドアイが古馬・牡馬相手にも無類の強さを発揮し、衝撃の2分20秒6のレコードタイムで駆け抜け圧勝。鞍上のルメール騎手からは、来年は凱旋門賞、という言葉も飛び出し、日本馬悲願の凱旋門賞優勝がまた一歩近づいたように感じる週末でした。

さて、今週からは中山競馬場に開催が戻ってきます。東京競馬場で開催が行われた間も中山競馬場では改修工事を行い、冬の開催に向けて準備を進めていました。新たに「グランプリガーデン」と呼ばれる有馬記念優勝馬プレート掲示のコーナーがお披露目になる予定です。是非、年の瀬は中山競馬場にご来場いただきお楽しみいただきたいと思います。

今週も週末に3つの重賞が行われます。土曜日重賞の注目ではなんといってもステイヤーズステークス(GII)で、アルバートのJRA初となる同一平地重賞4連覇達成となるか否かでしょう。過去の記録ではJRAの障害重賞ではコウエイトライの阪神ジャンプステークス(J・GIII)4連覇がありますが、JRA平地重賞ではタップダンスシチーの金鯱賞(GII)3連覇、マツリダゴッホのオールカマー(GII)3連覇、ゴールドシップの阪神大賞典(GII)3連覇など、多くの馬が3連覇どまりで、4連覇に挑戦することなく引退する馬も少なくありません。
アルバートは4歳で初めてステイヤーズステークスに挑戦し、1番人気に応えて見事優勝。5歳で臨んだ同レースでは1.3倍の断然人気。6歳でも同じく1.3倍の人気で余裕の勝利を飾りました。過去3年はR.ムーアが騎乗しておりましたが、今年はJ.モレイラ騎手を背に出走を予定。4連覇に向けて盤石の体制で臨みます。
林正道オーナーは4連覇に向けて、「初の4連覇と騒がれてますが、年齢も7歳になりますからそう容易なことではないと思ってます。モレイラ騎手の手腕でカバーしていただければ良い結果が出ると思います。ファンの皆様の応援での後押しを期待しております」とコメント。

日曜日にはチャンピオンズカップ(GI)も行われますが、まずは土曜の中山から暮れの競馬が盛り上がりを見せるでしょう。

×