きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

レジェンドレース

11月29日は、伊藤 大士 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今週から師走の風物詩・中山開催がスタートします。伝統のマラソンレースG2ステイヤーズSで幕を開けて、1200m以下は5戦5勝のダートスプリントの新星コパノキッキングが出走すれば重賞初挑戦となるG3カペラS、華やかな牝馬の饗宴G3ターコイズS、中山名物のJG1中山大障害、そして今やこれがないと年を越せない国民的イベントのG1有馬記念、大トリは来年のクラシックを占うG1ホープフルSと胸ワクワクの豪華版ラインナップが続きます。

開幕週の話題は、アルバートのステイヤーズS4連覇の偉業成るか?に集まりそうです。見逃せない一番になりそうです。この秋、オーストラリアの女帝ウィンクスが通算29連勝でG1コックスプレート4連覇の金字塔を打ち立てて世界中から称賛を浴びましたが、先週は地方競馬の笠松グランプリで岩手から遠征のラブバレットが4連覇を阻まれています。岩手、門別、そして京都のJBCスプリント、笠松という強行軍が堪えたのでしょうか?一つ勝つのが本当に難しいのが競馬ですが、新たに記録を樹立するのはさらに困難を極めるようです。

伝統のレースだけに歴史を遡ると、中山競馬場に縁の深い方々が活躍しています。千葉を拠点とするオーナーブリーダーのシンボリ牧場がスピードシンボリの仔ピュアーシンボリ、シンボリルドルフの仔アイルトンシンボリがそれぞれ連覇を飾り合計5勝しています。調教師では野平祐二さんが5勝、騎手は岡部幸雄さんが7勝してステイヤーズSのレジェンドに君臨しました。いずれもシンボリ牧場ファミリーと言っても良い方々です。どなたも中山競馬に対する思いが人一倍強く、その積み重ねが今日の隆盛を築き上げてきたとも言えます。さて、今年はどのなたのどの馬が中山競馬場の歴史に新たな1ページを書き加えてくれるのでしょうか?

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