きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

JBC競走、初の中央開催

11月4日は、栗田 博憲 調教師、佐藤 吉勝 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜は、東京競馬場でアルゼンチン共和国杯、京都競馬場では「クラシック」「スプリント」「レディスクラシック」のJBC3競走が中央で開催されます。また週明け火曜日(日本時間同日午後1時)にはオーストラリア・フレミントン競馬場でメルボルンカップが開催。日本からはチェスナットコートが出走を予定しており、海外馬券として発売されます。またそれに先駆けて行われるホッサムハンデキャップ(G3)に日本馬ソールインパクトが参戦。なんとも賑やかな競馬日和となりそうです。

さて史上初めて京都競馬場で行われるJBC3競走ですが、中央と地方の交流は『交流元年』と言われた1995年に始まり23年の歳月が経過した今年、新しい第一歩を踏み出した、そんな印象さえ受けます。かつては互いに門戸を閉ざし、地方の実力馬が中央の主要レースに出走するには移籍するしか手段がなかった時代がありました。ハイセイコー、オグリキャップはそうした背景もあり地方から中央へと移籍しました。地方と中央の交流がさらに活性化していく1996年、中央からホクトベガが席巻。地方競馬9戦9勝。新たな活躍の場を得たホクトベガは歴史を刻み、ファンの記憶に残る名馬となりました。

地方交流重賞が中央で行われるのは今回が初めてではありません。2011年。東日本大震災の影響で南部杯が東京競馬場で開催されました。そのときの売上は例年を遥かに上回りました。今回JBCデーが中央で開催されることで、地方のレースを初めて観戦するファンも多いことでしょう。中央でのJBC開催には、地方競馬の「宝」であるJBCをJRA開催を通じてもっともっと多くのファンに知ってもらいたいという願いが込められています。歴史的な日に、新たな躍進へとつながる激しいレースを期待します。

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