きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

来年の凱旋門賞

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威風堂々と連覇のゴールに向かう女王エネイブルを猛追して短首差まで追い詰めたシーオブグラスの鬼脚、世紀の激闘に見惚れた凱旋門賞が終わったと思ったら、海の向こうのブックメーカーは、もう来年の凱旋門賞オッズを公表しています。楽しみに貪欲というか、ファンを飽きさせない努力を怠らないのは見上げたものですね。

エネイブルは今年まだ2走しかしておらず、ジュドモントファームを率いる馬主カリド・アブドゥーラ殿下の決断次第ですが、11月のブリーダーズCターフに遠征して来年も現役を続けそうです。究極の大目標は、もちろん前人未到の凱旋門賞三連覇の金字塔!ステイヤーとして底を見せておらず、いったいどこまで強いのか?そのオッズは4.5倍と頭一つ抜けた1番人気。1年前の今の時期としては相当に高い評価です。シーオブクラスが6倍で続き、今年の再現ムードを反映させています。少し離れた13倍の3番人気に若駒トゥーダーンホットが抜擢されました。2歳頂上戦のデューハーストSを含めて4戦4勝、この超良血馬の成長がエネイブルを脅かすのでしょうか?

そして21倍の4番人気でアーモンドアイがピックアップされました。この無敵の牝馬三冠馬は底らしい底を見せておらず、その可能性は無限の広がりがありそうです。本当に出走すれば、海外馬券史上で最高の盛り上がりになるでしょうね。その他の日本馬では今週の天皇賞秋に出走するスワーヴリチャードが34倍で6番手グループにつけています。まだこれから名乗りを上げてくる馬が出てくるでしょうし、日本のファンにとって残念な結果が続いている最近の凱旋門賞ですが、来年こそゴール前で思わず声が上げられるようなレースを期待したいものです。

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