きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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マイルチャンピオンシップで当協会員の平井豊光さんの愛馬エイシンアポロンが見事な勝利を収めました。おめでとうございます。昨年のエーシンフォワードに続き2連覇の偉業です。

エーシンフォワードは父フォレストワイルドキャット、エイシンアポロンは父ジャイアンツコーズウェイ、ともにストームキャットの血を引く種牡馬たちです。世界中で芝、ダート、オールウェザーを問わずに走りまくるストームキャットの子孫たちですが、なぜかこれまで日本だけは実績の乏しい系統でした。この血を日本に根付かせようと重ねてきた努力が報われました。

エイシン/エーシン軍団の総帥である平井オーナーは、外国産馬にこだわって愛馬を走らせてきました。エイシンプレストン(父ニジンスキー系グリーンダンサー)は朝日杯に勝ったばかりか香港を大得意として、クイーンエリザベス2世C連覇、香港マイルと海外G1を3勝、これは日本調教馬としては前代未聞の偉業です。

ことのほかアジアに対する思いが深いのでしょうか。エイシンアポロンは来季はアジアマイルチャレンジが目標とか。オーストラリアからドバイデューティフリー、香港クイーンエリザベス2世C、日本の安田記念と4カ国をめぐるサーキットです。まずはドバイ遠征でしょうか。距離1800mの条件なのですが、エイシンアポロンには十分に守備範囲だと思います。日本馬のレベルの高さを世界で証明してください。

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