きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

史上最難解の海外馬券

10月18日は、鮫島 克駿 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

今週末の海外馬券は、オーストラリア・コーフィールド競馬場で行われるコーフィールドCが発売されます。メルボルンCとセットに考えられがちですが、メルボルンCの1着賞金約3億2000万円に対して、こちらも約2億4000万円の高額です。まったく別の独立したG1レースと考える方が普通です。実際に同一年に両レースを連勝した馬となると21年前のマイトアンドパワーまで遡ることになります。おまけにハンデ戦とあって、軽量馬が活躍する傾向が色濃いレースです。中1週で大一番メルボルンCを控えており、勝てばハンデ増量のリスクも覚悟しなければなりません。これらを総合して推理すれば、2400mと3200mの距離適性や相手関係を熟考しながら「どちらに全力投球するか?」そんな陣営の戦略が勝負の行方を左右しそうです。馬券を買う身になれば、超難解なレースです。

格から言えば、今季ドイツに遠征してG1を2勝し今回はトップハンデ57.5キロを背負うベストソリューションが最右翼でしょうが、もともとが軽量馬が激走するハンデ戦ですから、目論見通りに収まるか?ハンデ2番手のザクリフスオブモハー(愛名クリフスオブモハー)は昨年の英ダービー2着馬でG1レースでは掲示板の常連として手堅く駆けています。56.5キロは少し見込まれた気もしますが、サドラーズウェルズ2X4のパワー血統で、好枠にも恵まれて先行押し切りを狙っています。3番手が日本馬のチェスナットコートで55.5キロは重賞未勝利馬にしては過大評価かも?ソールインパクトは53キロとハンデも手頃でオーストラリアに実績のあるディープインパクト産駒というのも良いのですが、大外20番発走というのはどうなんでしょう?

地元馬で人気しそうな51.5キロの恵量馬ヤングスターは、前走ターンブルSで28連勝を達成した女王ウィンクスに1馬身差まで迫る2着でした。まだ伸び代が期待できそうな若い馬ですから、勢いに注目する手はありそうです。キングズウィルドリームは3着だったターンブルSで、直線いったんは先頭に立ちウィンクスを苦しめました。牝馬のヤングスターより重い53キロのハンデですが、十分に許容範囲内でしょう。南半球馬の頑張りからも目が離せません。

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