きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

いつもと違う新潟記念

9月2日は、池添 学 調教師、坂口 正則 調教師、畠山 吉宏 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

2018年の夏競馬もいよいよオーラス。小倉2歳ステークス、新潟記念がフィナーレを飾ります。小倉2歳ステークスは小倉2歳王者決定戦で、新潟記念は七夕賞からスタートを切ったサマー2000シリーズの最終戦になります。新潟記念は例年でしたら、サマー2000シリーズの順位表とにらみ合いながらの話題になりますが、今年は現段階でチャンピオンになれる資格があるのはメドウラークのみ。現在11ポイントで、5着以内に入ればチャンピオン規定の「13ポイント」となりメドウラークが2018年サマー2000シリーズのチャンピオンとなります。

その新潟記念ですが、今年は3歳馬ブラストワンピースの前例のないローテーションに注目が集まっています。
ブラストワンピースは、春はゆりかもめ賞、毎日杯と連勝。後続をちぎる素質をアピールしての勝ち方で、ダービーでは2番人気に支持されました。結果はゲートでガタつき5着でしたが、秋以降の飛躍は十分に期待され、秋はセントライト記念または神戸新聞杯から菊花賞、あるいは天皇賞(秋)へと向かうものかと思われていました。しかし新潟記念から菊花賞へと向かうことが伝えられ、そのローテーションには驚かされました。過去ダービーから新潟記念の参戦は何頭かあったものの、新潟記念からおよそ2か月先の菊花賞参戦は初のチャレンジではないでしょうか。

いまでこそ当たり前となっているローテーションでも、以前は物議を呼んだ例はいくつもあります。例えば、秋初戦でG1レース直行もいまでこそ違和感なく組まれていますが、それ以前はステップレースを挟んでのG1参戦が主流でしたし、3歳馬の天皇賞(秋)参戦もいまでは選択肢のひとつになっています。斤量の恩恵もある新潟記念で賞金を加算し、菊花賞へじっくりと調整できることもあるでしょうが、前例のないチャレンジ、まずはその第一歩、どのような結果となるでしょうか。

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