きょうの蹄音競馬にまつわるちょっといい話

2018.6.28 ダービー三国志

ようこそいらっしゃいませ。

今夜ロシアでホイッスルが鳴らされるサッカーワールドカップの行方も気になるのですが、土曜にアイルランドでゲートインする愛ダービーに今から胸の鼓動が高まる思いです。ご存じのように、日本のワグネリアンとフランスのスタディオブマンに続いて、アイルランドのサクソンウォリアーがディープインパクト産駒の3カ国同年ダービー制覇に向かってスタートを切るからです。

サクソンウォリアーを管理するエイダン・オブライエン調教師は、愛ダービーの鬼として名を轟かせています。1997年にデザートキングで最初に愛ダービー馬トレーナーとなって以来、この20年間で7年連続を含み実に12勝、そのうち5回は1-2-3フィニッシュを成し遂げています。あり得ない実績です。今回は現時点で14頭が登録を残していますが、オブライエン軍団はサクソンを筆頭に6頭のラインナップです。ブックメーカーのオッズではサクソンが1.5倍台と圧倒的な人気を集めており、ディープ三国志の完結への期待は高まるばかりです。

愛ダービーの七不思議の最大のものは、エイダン師がこれだけ勝ち続けているのに、主戦ジョッキーのライアン・ムーア騎手が未だに勝っていないことです。まぁ、たまたまの巡り合わせなのでしょうから、心配するほどのことはないでしょう。今週はワールドカップで乾杯！ディープ三国志達成で乾杯！忙しくなることを願っています。

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