きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ようこそいらっしゃいませ。

ブエナビスタは凄い馬ですね。こういう馬と時代を共有できるのは、とても幸せなことです。一般ファンでも十分にそうなのですから、会員さん、関係者の皆さんはひとしおでしょうね。おめでとうございます。

ゴール直後にサラリンクスのスミヨン騎手が近づいて、ブエナの鼻ずらを撫でるシーンがありました。むろん自分が乗って降着の悔しさを味合わされた昨年の雪辱を祝福する気持ちも大きかったのでしょうが、素晴らしい馬と時代をともにする喜びの表現だったかも。

これでG1六冠ですか。シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、過去には3頭の七冠馬がいます。この歴史的名馬たちに肩を並べるところまできました。

しかも2歳時の阪神ジュベナイルフィリーズに始まって、3歳時の桜花賞、オークス、4歳時のヴィクトリアマイル、天皇賞秋、そして昨日のジャパンCとすべての年で勝っています。先輩たちにもできなかった偉業です。

有馬記念がラストランになるにでしょうか。父スペシャルウィークが天皇賞秋、ジャパンCと連勝して、最後の最後でグラスワンダーにハナだけ負けて、年度代表馬を取り逃がした因縁のレースです。

あのときの年度代表馬は凱旋門賞2着のエルコンドルパサー、今度はドバイワールドCのヴィクトワールピサがライバル?ドラマの最終章にはどんな決着が待っているのでしょうか。

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