きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

天皇賞前哨戦

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今週は日曜に春の短距離王決定戦・高松宮記念が開催されます。そのほかにも土曜中山競馬場では春の天皇賞の行方を占う日経賞、皐月賞トライアルではないものの3歳クラシックへとつづく毎日杯、日曜にはダート重賞のマーチステークスとG1を含めて重賞4本立て。桜の開花とともに、春のG1がいよいよ開幕です。
またドバイワールドカップデーに出走する日本馬14頭が現地に到着。砂王国ドバイの地が、今年も熱く燃え上がろうとしています。

土曜中山のメイン日経賞に今年は15頭がエントリーしました。菊花賞馬キセキにハーツクライ産駒で2連勝中のチェスナットコートと4歳馬2頭に、昨年香港ヴァーズ3着のトーセンバジルに注目が集まります。前走松籟ステークスで2着以下を3馬身半以上ちぎって勝ち上がってきたガンコも楽しみな存在です。ガンコはナカヤマフェスタの仔で、母父シングスピールの血統です。父ナカヤマフェスタは2010年の宝塚記念馬で同年秋にフランスへ遠征。フォア賞から凱旋門賞挑み、ワークフォースの2着でその名を刻みました。
種牡馬として重賞馬となった産駒はまだですが、亡きステイゴールドの血を引く後継馬として活躍馬を送り出したいところです。

昨年の日経賞では4歳馬のワンツーで決着。4着に入ったレインボーラインは、次走の天皇賞(春)で13番人気ながら3着と穴を開けました。さて今年はどのような展開で、春の長距離戦へとつながっていくでしょうか。

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