きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ガリレオの血

3月18日は、鈴木 慶太 騎手、西橋 豊治 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

土曜中山競馬場では3歳牝馬限定重賞のフラワーカップが行われました。勝ったのは2番人気のカンタービレでした。
ペースを握ったのはモルフェオルフェで、道中1000mを61秒5で通過。カンタービレは5、6番手あたりを追走し、直線半ばで先頭に立ち後ろから迫ってきたトーセンブレスとの叩き合いをクビ差残しての勝利でした。

カンタービレは父ディープインパクト、母父ガリレオ、母シャンロッサの血統です。昨年12月に阪神競馬場でデビュー。2回続けて牡馬相手に2着し、3戦目の牝馬限定未勝利戦で3馬身差で完勝。初勝利を挙げた前走につづいて2連勝での初重賞勝ちとなりました。母父のガリレオは2001年の英愛の2つのダービーにキングジョージを勝ち、種牡馬としてもフランケルを筆頭に名馬を送り出し、英・愛で多大なる影響を与えている馬です。
日本でもガリレオ産駒は走ったものの重賞勝ちまでには至らずでしたが、ブルードメアサイアーとしてカンタービレと同じく父ディープインパクトとの血統で2016年の青葉賞勝ち馬ヴァンキッシュランを出しています。また昨年10月には同じディープインパクトを父に持つ母父ガリレオ産駒の Saxon Warrior がイギリスのドンカスター競馬場で行われたG1レーシングポストTで勝利し、ディープインパクト産駒初のイギリスG1勝利となりました。
父ディープインパクト以外では、今月始めにスピカステークスで2着したレッドローゼスは、父ステイゴールド、母父ガリレオで、12戦して掲示板を外したのはわずかに1度だけで、1着3回2着4回3着3回と安定した成績で着実に結果を重ねています。

英愛の血統体系を塗り替えているガリレオの血が、ブルードメアサイアーとして日本にも影響を与えていくでしょうか。カンタービレのクラシックでの走りにも注目したいと思います。

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