きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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JCダートのトランセンド、強い競馬を見せてくれました。これで今年はG1ばかりを5戦3勝、2着2回の成績です。JRAのG1を完全制覇、ドバイ2着なら文句なしでしょう。

でも、スマートファルコンと一体どっちが強いんだ?今年4戦4勝で昨年のJBCクラシックから通算7連勝中、無人の野を行く快進撃には驚かされるばかりです。トランセンドには1戦1勝ですが決着がついた、そういうことではないでしょう。ともに参戦を表明しているドバイ・メイダンが決戦の地?

トランセンドの馬場適性は昨年で証明済み。メイダンではパワフルなスピードが倍加される感じです。ファルコンの適性は未知数ですが、コーナーを回るたびにアドバンテージを広げていく天才的なコーナリングを武器にする馬ですから、コーナーのきついメイダンは有利に働きそうです。

もちろん相手があるのが競馬ですから一筋縄ではいきません。なにしろ総額1000万ドルの世界最高賞金を誇る一戦です。どんな強豪が伏龍のように潜んでいるか分かりません。もう5年も勝っていないゴドルフィンも本気でしょう。地盤沈下気味のアメリカ勢も一発にかけるでしょう。来春のメイダンは熱いことになりそうです。

ところでJCダートの直線、内からラヴェリータが伸びて、一瞬ファンにはいい夢を見させてくれました。立派なラストランでしたね。良血牝馬ですから強い仔を出してくれるでしょう。

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