きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

未来を賭けた戦い

12月22日は、横山 武史騎手、黒岩 陽一調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

26年前の今日……1991年12月22日は、15頭立て14番人気、単勝137.9倍のダイユウサクが、有馬記念を制した日。18年前の今日、1999年12月22日は、ほぼすべての人の目が、オグリキャップのキセキに注がれる中、ただひとり、「ライアン!」と叫んだ“競馬の神様”大川慶次郎氏がご逝去された日です。

2日後のクリスマスイブには、日本中の視線が中山競馬場に注がれる、その有馬記念が行われます。注目は、なんといっても、これがラストランとなる北島三郎オーナーのキタサンブラックです。筋書きのないドラマは、ハッピーエンドで終わるのか? それとも、第2のダイユウサクが現れるのか!? 発走時刻は、15時25分――会員のみなさま、馬主席でお逢いしましょう。

でも、しかし。今年の競馬は、これで終わりではありません。28日(木曜日)には、中山のラストレース……今年、GⅠに昇格したホープフルステークスが。翌29日(金曜日)には交流GⅠ東京大賞典が、待っています。そして、もうひとつ――若手騎手の競演、ヤングジョッキーシリーズのファイナルラウンドも控えています。決戦の場は、27日(水曜日)の大井競馬場と、28日の中山競馬場。栄えある舞台への切符を手にしたのは――
地方所属騎手は、鈴木祐(岩手)、保園翔也(浦和)、臼井健太郎(船橋)、中越琉世(川崎)、栗原大河(金沢)、渡邊竜也(笠松)、加藤聡一(愛知)の7名。
JRA代表は、菊沢一樹(美浦・菊沢隆徳厩舎)、藤田菜七子(美浦・根本康広厩舎)、横山武史(美浦・鈴木伸尋厩舎)、岩崎翼(栗東・河内洋厩舎)、荻野極(栗東・清水久詞厩舎)、小崎綾也(栗東・フリー)、森裕太朗(栗東・鈴木孝志厩舎)の7名。計14名のジョッキーです。

迸る闘志を。
漲るエネルギーを。
勝負に賭ける情熱を。
そして、ただひとつの栄光を目指す若い力をその目で確かめ、愛馬の手綱を託す一助にしていただければ……きっとこのシリーズが、“若手ジョッキーの登竜門”と呼ばれる日が来るはずです。

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