きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

京都競馬場、開設!

12月1日は、森田 直行調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

――赤い大輪が薄曇りの京都競馬場に大きく咲いた! 三冠馬8戦8勝! 我が国競馬史上、不滅の大記録が達成されました!!
杉本清アナウンサーが名調子で奏でる言葉の数々は、どんなときでも、どんなレースでも、競馬ファンの心を熱く掻き立ててくれます。
――菊近し! 淀の坂声、一人旅! ミホノブルボン、三冠に向かって視界良好!!
目を瞑ると、京都の直線線を疾走するミホノブルボンの勇姿がそこにあります。
――またサクラだ! またサクラが満開になる京都競馬場!! サクラが満開だ!! サクラローレル!!
長い間、関西テレビでアナウンサーを務めてこられた杉本氏には、淀……京都競馬場がよく似合います。
この京都競馬場が開設されたのが92年前の今日……1925年(大正4年)の12月1日でした。

花街・島原(島原競馬場)から、京丹波町の須知(須知競馬場)、そして現在の伏見区へ。開設当初は、沼地に近い地盤に作られたことが影響し、馬場状態が劣悪だった……という資料が残っています。
それから92年……先人たちの努力により、1936年(昭和11年)には、世界に誇る大スタンドの竣工。戦争の大過を乗り越え、平成の大改革により、(平成11年)には、新スタンド“ビッグスワン”が完成。淀を舞台にした、数多の名勝負が繰り広げられてきました。
稀代の名馬たち……タマモクロス、スーパークリーク、オグリキャップ、ビワハヤヒデ、ナリタブライアン、エアグルーヴをはじめ、ファンに愛された馬たちの引退式が行われたのもこの京都競馬場でした。

暦は今日から師走、12月。
今年予定されていた京都競馬場でのレースは恙無く終了し、次は年明け、1月6日の京都金杯です。湯豆腐、鴨鍋、栗ぜんざい……まだ、京都競馬場にには一度も行ったことがないというオーナーの方には、1月の京都もオススメです。

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