きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

頂点からの挑戦

11月26日は、浅野 洋一郎 調教師、中竹 和也 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

ジャパンカップ当日を迎えました。今年で37回目を迎える東京競馬オーラスを飾るレースです。人気の方は、天皇賞(秋)で秋初戦を鮮やかなレースで飾ったキタサンブラックが2.3倍で1番人気に支持され、今年のダービー馬レイデオロが3.4倍で2番人気、宝塚記念でキタサンブラックを破り今年G1絶好調のミルコ・デムーロ騎手鞍上のサトノクラウンが5.6倍で3番人気、今年のオークス馬でフランケル産駒のソウルスターリングが10.8倍で4番人気、昨年のダービー馬マカヒキが12.3倍で5番人気となっています。外国からの来日馬は4頭。ギニョールが56.7倍で9番人気、アイダホが75.5倍で10番人気、イキートスが103.5倍で13番人気、ブームタイムが258.7倍で16番人気です。外国馬には厳しい、そんな見方が今年もされています。

同年のダービー馬がジャパンカップに参戦する例はこれまで多くあるものの、今年はダービー馬にオークス馬、両馬が揃ったことで例年以上に3歳馬に注目が集まるジャパンカップとなりました。迎え撃つ古馬もキタサンブラックが天皇賞(秋)を神がかりのレースで完勝したことで、より対決の構図が明確に浮き彫りになっています。キタサンブラックにしろ、サトノクラウンにしろ、レイデオロにしろ、ソウルスターリングにしろ今年頂点に立っている馬です。キタサンブラックにしたらジャパンカップ連覇に古馬三冠、サトノクラウンにしたら同世代キタサンブラックへの挑戦、レイデオロにしたら古馬への初挑戦、ソウルスターリングにしたら毎日王冠、天皇賞(秋)につづいての古馬への挑戦となります。

昨年のジャパンカップは小雨の中、キタサンブラックが先手を奪ってマイペースを握り直線に入って後続を引き離して2着サウンズオブアースに2馬身半差をつけての堂々たる逃げ切り勝ちでした。頂点を極めた馬同士がそれぞれの挑戦を掲げ、激しいレースが期待できそうです。

×