きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

ダービー馬候補

11月19日は、川又 賢治 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

土曜東京競馬場で行われた東京スポーツ杯2歳ステークスは、単勝1.4倍の圧倒的1番人気ワグネリアンが圧勝したレースとなりました。序盤コスモイグナーツが後続を引き離した逃げて、前半の1000m通過が58秒5。このペースだからいつかは止まるだろうとは思ったものの、ワグネリアンは20馬身ちかく後ろを走り、見ている方としたらハラハラドキドキの中、直線で一気の末脚で残り200mから先頭に立ち、そのまま後続を突き放しての完勝でした。2着にはルーカスが入ったものの、ワグネリアンとは3馬身差がついた決着でした。

ワグネリアンはこれで3戦3勝。父ディープインパクトで母父キングカメハメハ、母ミスアンコールの血統です。祖母にいるブロードアピールは芝ダート問わずに走った馬で、常に追い込みは強烈。特に東京ダートの根岸ステークスでいまでも語り継がれるほどの鬼脚を披露して記憶に刻みました。その強烈な才能を持ちながら、繁殖となりなかなか仔に血を引き継げないでいたブロードアピールでしたが、ゴールドアリュールとの仔ブロードアリュールが先週東京ダートで連勝。母の母となり、ワグネリアンを誕生させました。東スポ2歳ステークスの走りでダービー馬候補の声が強まりました。まだ先ですが、来年のクラシックはワグネリアンが中心となって動きそうです。

さて、日曜のメインはマイルチャンピオンシップです。前日オッズではイスラボニータが4.8倍、レッドファルクスが4.9倍、エアスピネルが4.9倍、ペルシアンナイトが8.7倍、サングレーザーが10.2倍、サトノアラジンが10.9倍と上記人気を形成しています。人気馬だけみても歴戦の雄、あるいはスプリント王、4歳世代の代表馬に3歳実力馬、上がり馬に、春のマイル王と多彩な顔ぶれとなっています。エアスピネルの電撃乗り替わりも話題となり、例年とはまた違った注目を集めるレースとなっています。

×