きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

クラシック候補激突

11月18日は、飯田 祐史 調教師、角田 晃一 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

土曜のメイン東京スポーツ杯2歳ステークスは、過去10年を振り返ってみてもナカヤマフェスタにローズキングダム、ディープブリランテ、サトノクラウン、イスラボニータ、勝ち馬以外でもジャスタウェイなどのG1馬を送り出し、いわゆる出世レースになっています。さらに遡れば、ディープブリランテ以外にもメイショウサムソン、サニーブライアンのダービー馬が若駒時代にこのレースを駆け抜けています。昨年の2着馬スワーヴリチャードは今年ダービーで2着し、今月頭のアルゼンチン共和国杯では古馬を蹴散らすほどの走りをみせていますから、俄然今年もレースに注目が集まります。

出走馬は7頭と少数となりましたが、モーリスの全弟ルーカスにデビューから2連勝中のワグネリアンと将来性が期待される両馬の激突に楽しみが広がります。
ワグネリアンは2歳新馬に野路菊ステークスと2連勝中です。デビュー戦ではヘンリーバローズとの叩き合いの末、ハナ差となったものの3着以下は5馬身差。ヘンリーバローズは次走の未勝利戦で2着以下を4馬身以上離しての完勝でしたから、この2頭が飛び抜けていることが証明されています。前走の野路菊ステークスは重馬場も苦にせず、エンジン点火してからあとは後続を突き放すだけ。アッという間の末脚でした。

ルーカスは1戦1勝。新馬戦では無理なく後方を追走し、早めの仕掛けから直線で先行馬をまとめて交わしての完勝でした。堂々とした佇まいで2歳馬ながらもどこか大人びた落ち着きがあり、なんといっても魅力なモーリスと同じ血が将来性を高く感じさせます。

両馬の激突はもちろん初。この顔合わせがクラシックへとつながっていく連続ドラマになることを期待します。

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