きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

三度目の正直

11月16日は、木村 哲也 調教師の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

ジャパンC出走の外国馬では、今季好調なドイツ勢のヤル気が不気味だというお話をしましたが、遠征組のキャプテン格はやはり名門エイダン・オブライエン厩舎のアイダホということになりそうです。ご存じのようにオブライエン師は、世界を転戦して今季G1を27勝と世界最高記録を更新中です。過去に二度ジャパンCに来日していますが、04年のパワーズコート、10年のジョシュアツリーはともに10着と結果を残せていません。三度目の正直が実現するでしょうか?

アイダホは、セントレジャーで落馬するなど少し不運なところのある馬ですが、キングジョージでは凱旋門賞馬で今年の年度代表馬を戴冠した名牝エネイブル、凱旋門賞3着でヨーロッパ古馬チャンピオンに輝いたユリシーズに続く3着に奮闘して地力の確かさを証明しました。全兄のハイランドリールは4着でしたから、偉大な兄に先着しています。鞍上には恐らくライアン・ムーア騎手を配してくるでしょうから、G1初勝利を日本で挙げるのも夢ではないでしょう。

近走はヨーロッパに比べればかなり軽い芝のアメリカやカナダに遠征して一息の内容、日本適性に?が呈されているようですが、凱旋門賞8着を含めてすべて道悪競馬での結果でした。全兄の良馬場志向は有名ですが、全弟だけにアイダホもスピード馬場で能力を全開させるタイプである可能性があります。弟は東京、兄は香港で、名門オブライエン厩舎&名手ムーア&大種牡馬ガリレオの盛大な打ち上げとなるのでしょうか?

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