きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

歴史に刻むレースの予感

11月12日は、黛 弘人 騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜、京都競馬場ではエリザベス女王杯が行われます。今年は18頭フルゲートの牝馬が集結。女王の座を巡って競われます。
前日オッズでは、ヴィブロスが2.9倍で1番人気、ルージュバックが6.0倍で2番人気、ディアドラが7.1倍で3番人気、モズカッチャンが8.2倍で4番人気、ミッキークイーンが8.5倍で5番人気とここまでが10倍を切るオッズで、以下スマートレイアー、リスグラシュー、クイーンズリングらがつづいています。

振り返れば牝馬戦線は、春にヴィブロスがドバイターフを優勝。世界に名を馳せれば、春の女王を決めるヴィクトリアマイルではアドマイヤリードが初のG1タイトルを奪取し、2着デンコウアンジュ、3着ジュールポレール、5着ソルヴェイグといずれも4歳同世代馬が入るなど、4歳馬が中心となって古馬牝馬戦線を作ってきました。
その4歳世代はヴィブロス、そのヴィブロスを前哨戦で破り2連勝中のクロコスミア、ヴィクトリアマイル2着のデンコウアンジュ、休み明けから秋初戦を勝利で飾っての参戦となるジュールポレール、条件戦を勝ち上がったばかりのエテルナミノルと5頭が出走。秋華賞馬ディアドラ、オークス2着馬のモズカッチャン、昨年のエリザベス女王杯優勝馬クイーンズリング、宝塚記念3着のミッキークイーン、京都大賞典で牡馬を破っての参戦となるスマートレイアー、オールカマーで復活を遂げたルージュバックらとの激突となります。

エリザベス女王杯といえば、過去1着から5着までがハナ、ハナ、クビ、クビ差での大激戦となった2001年のレースや、クィーンスプマンテ、テイエムプリキュアによる大逃げでの激走、怪物スノーフェアリーの連覇など、京都で繰り広げられた牝馬の激走が思い出されます。今年のエリザベス女王杯は例年以上にハイレベルなメンバーが揃いました。過去記憶に残るレースに匹敵する、あるいはそれ以上のレースになりそうな予感がします。

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