きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

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今週は中山・京都で3日間の競馬開催になります。中山では3歳牝馬クラシックを目指す若駒が集結するフェアリーSが、京都では過去10年間の出走馬から7頭ものG1馬を輩出している出世レースのシンザン記念がそれぞれ行われます。

まずは中山競馬場で行われるフェアリーSですが、3歳牝馬にとって春のクラシック最大の目標となるのが桜花賞。桜花賞の出走枠18頭の限られた枠の中に入るため、各馬の陣営は、是が非でも2着以内に入って収得賞金を増やしたいことでしょうね。1月のフェアリーS、2月のクイーンC、3月の桜花賞トライアルと春の牝馬クラシック路線が編成されたため、足がかりとなるこのレースは重要な一戦となりそうですね。

京都競馬場で行われるシンザン記念では、2012年優勝馬のジェンティルドンナは後に牝馬三冠を達成し、2011年2着のオルフェーヴルはクラシック三冠を達成、2007年2着のダイワスカーレットはJRAのG1を4勝するなど、このレースで好走した競走馬が後の名馬へと飛躍するきっかけになっています。

今週東西で行われる3歳重賞戦。どちらのレースもクラシックロードを進むための扉を開けるような、前哨戦といった意味合いを持つレースであるのは間違いありません。

今年はどんな競走馬がクラシックの扉を開くのか。楽しみですね。

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