きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

7年ぶりの地方馬V

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今週12日(水)、大井競馬場では第19回ジャパンダートダービー(ダート2000m)が行われました。3歳馬14頭が出走。うち7頭は中央からの参戦でエピカリス不在で本命馬不在の大混戦となったレースは、ゴール前上位5頭が横並びになる激しい大激戦の末、船橋のヒガシウィルウィンが優勝となりました。2着から6着までがサンライズソア、タガノディグオ、リゾネーター、ノーブルサターン、サンライズノヴァと中央馬が並び、それら中央馬を退け、ヒガシウィルウィンは2010年のマグニフィカ以来、7年ぶり、史上5頭目の地方馬Vとなりました。

ヒガシウィルウィンは父サウスヴィグラス、母父ブライアンズタイム、母プリモタイムの血統です。父のサウスヴィグラスは、ダート短距離重賞を勝ちまくった馬で、現役時代の16勝はすべて1400m以下で記録。着差がつきにくい短距離レースの中、ダート1000mの北海道スプリントカップで後続を4馬身以上ちぎるなど、ダート短距離をスピードで圧倒した馬でした。その血を受け継ぎ、力でジャパンダートダービーを勝ち取ったヒガシウィルウィンはいったん放牧に出されて秋へ向けて調整されるようです。秋に中央勢との激突が楽しみになってきました。

そのエピカリスですが、8月6日のレパードステークスで復帰すると報じられました。秋は国内に専念しチャンピオンカップを目指すようです。

昨日、ロンジンワールドベストレースホースランキングが発表されました。1位はアロゲートで変わらず、日本調教馬は4頭が掲載され、サトノクラウンとキタサンブラックが121ポンドで12位タイ、レイデオロとサトノダイヤモンドが120ポンドで19位タイとなりました。

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