きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

戸崎圭太が、いるということ。

ようこそいらっしゃいませ。

今日、7月7日は五節句のひとつ、おりひめとひこぼしの伝説で知られる七夕。そして、一夜明けた8日は……戸崎圭太騎手、37回目のBirthdayです。
戸崎圭太騎手といえば、2014年から3年連続でリーディングジョッキーを獲得。競馬ファンはもちろん、オーナーのみなさんにとっても、愛馬の手綱を託すジョッキーとして、これ以上ない頼もしい存在です。
だからこそ、もっと戸崎圭太騎手のことが知りたい――。
騎乗哲学は? なぜ、そんなに勝てるのか? 何を考え、どういう思いでレースに臨んでいるのか? 見えている風景は? 見据えている未来は? 知れば知るほど、ますます大好きになるホースマンです。

1980年7月8日、栃木県下都賀郡壬生町生まれ。1998年に地方競馬教養センター騎手課程を卒業し、4月12日の大井競馬第3競走で初騎乗初勝利。「これまで最も印象に残っている馬は?」という記者の質問に対しては、フリオーソと即答。いろんなことを教えてくれた馬であり、あの馬がいなかったら、今の僕はない。“すべてを分かち合った相棒です”と語っており、引退式で見せた男泣きには、思わずもらい泣きしてしまったという人もたくさんいました。
いいときも、悪いとも、とにかく平常心。ジョッキーを辞めたと思ったことは、ただの一度もなく、3年連続のリーディングに関しても、馬に感謝。乗せてくれるオーナーに感謝。育ててくれたスタッフに感謝ですと、どこまでも謙虚な姿勢を崩しません。
加えて、昨日より今日、今日より明日、少しでも上手になりたいという向上心が旺盛で、先輩騎手はもちろん、外国人騎手であろうと、若手騎手であろうと、いいものは取り入れる。勝ったレースでも課題を見つけ、次に活かそうとする努力の人です。

負けたレースは自分のせい。勝ったレースは馬に感謝――。
やるからにはトップになりたいと宣言する戸崎圭太騎手が週末、日曜日に騎乗するのは、福島競馬場で行われるGIII「七夕賞」です。昨年は、アルバートドックを見事、勝利に導きましたが、果たして今年は……今年もリーディングのトップを走る戸崎圭太騎手から目が離せません。

×