きょうの蹄音 競馬にまつわるちょっといい話

新潟2歳重賞に刻まれる蹄跡

8月27日は菊沢一樹騎手の誕生日です。誕生日おめでとうございます!
ようこそいらっしゃいませ。

日曜新潟競馬場のメインは2歳重賞の新潟2歳ステークスです。ムスコローソ4.4倍、フロンティア5.8倍、プレトリア7.0倍、テンクウ8.5倍、シンデレラメイク9.4倍、コーディエライト9.6倍と10倍を切る馬が6頭並び、オッズだけ見ても今年のレースは混戦模様です。

新潟2歳ステークスは1981年に創設され、距離を変えながら今年で37回の歴史を数えるレースです。2002年にマイルになって以降、新潟マイルの2歳重賞としてすっかり定着しました。新潟2歳ステークスで思い出すのが2004年に優勝したマイネルレコルトです。いまは亡き後藤騎手を背に優勝したマイネルレコルトは、京王杯2歳ステークスを挟んで朝日杯フューチュリティステークスに出走。2歳コースレコードで優勝し2歳牡馬の頂点に立ちます。同年10月に新潟中越地震が起き、勝利後のインタビューで後藤騎手が「G1を勝つことで新潟の人達を勇気づけたかった」とコメントし、ファンの胸を打ちました。

この年は2着したショウナンパントルも同年暮れの阪神ジュベナイルフィリーズで2歳女王となり、新潟2歳ステークスのレースレベルを押し上げる結果となりました。
最近では2013年のハープスター、イスラボニータのワンツー馬のその後の活躍が記憶に新しいです。

さて今年はどうでしょうか。夏の新潟に、その後の活躍を期待させる蹄跡を刻んでください。

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